西伊豆で美しい夕陽を見るなら、外せない場所があります。
それが、静岡県西伊豆町にある大田子海岸(おおたごかいがん)です。
「日本の夕陽百選」にも選ばれる名所で、春分・秋分の前後には、沖の奇岩の間に夕陽が沈む幻想的な光景が広がります。
空と海、そして黒く浮かぶ岩のシルエット。
西伊豆らしい、力強くも優しい夕景です。
日没前から始まる、特別な時間

日没の1時間ほど前に現地へ到着しました。
ワクワクしながら、ただ静かに海と空を眺める時間。

刻一刻と色を変えていく空。
穏やかに広がる海。
静かに佇む奇岩のシルエット。

そこに立っているだけで、自然の大きさと美しさに包まれるようでした。
夕陽は沈む瞬間だけでなく、その前の時間さえも特別にしてくれます。
奇岩と夕陽の共演「ゴジラ岩」

大田子海岸の魅力は、夕陽と個性的な岩の造形。
地元では“メガネッチョ”や“イズら”と呼ばれる奇岩、通称「ゴジラ岩」は人気の撮影スポット。
日没の瞬間、岩の“目”の穴から光が差し込むことがあり、「見られると幸せになれる」とも言われています。
自然がつくる、ほんの数秒の奇跡です。
夕陽のベストシーズンは、3月中旬〜下旬(春分の日前後)と9月中旬〜下旬(秋分の日前後)。
とくに9月には、ゴジラの口元に夕陽が沈み、火を噴くような迫力ある姿が見られることもあります。
夕陽が隠れた日、空がくれた贈りもの

この日はだんだんと雲が広がり、夕陽はうまく見えませんでした。
けれど、何気なく空を見上げたとき、思わず「あっ」と声が出ました。
夕焼けに染まった空に、雲の切れ間がハートの形になっていたのです。
そのやわらかな形が、なんだか優しく感じられました。

ハート型の雲ではなく、雲と雲の“すき間”がつくるハートでした。
完璧な夕陽ではなかったけれど、心に残る景色になりました。
西伊豆の空は、その日そのときだけの特別な瞬間を見せてくれたように思います。
西伊豆・大田子海岸。
夕陽が主役の日も、雲が主役の日もある場所です。
また違う季節にも訪れてみたい。
そう思わせてくれる、素晴らしい自然でした。
アクセス情報
西伊豆・大田子海岸。
- 所在地:静岡県賀茂郡西伊豆町田子2649-2
- 駐車場:あり(無料)


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